『吸血鬼すぐ死ぬ』がアニメ化!原作漫画の魅力や憎めないキャラクターを紹介

更新:2023.11.9

2021年にアニメ化が決定した『吸血鬼すぐ死ぬ』。タイトルからして出オチ感が強い本作ですが、そのすぐ死ぬ性質を最大限に利用したハイテンションギャグには抱腹絶倒まちがいなし!この記事では主要キャラクターの魅力や必見のおもしろ吸血鬼など、作品の面白さを余すところなくお伝えします!

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『吸血鬼すぐ死ぬ』2021年アニメ化決定!

『吸血鬼すぐ死ぬ』は、2015年から「週刊少年チャンピオン」で連載がスタートした漫画です。吸血鬼退治人(ハンター)のロナルドと、由緒正しいけれど虚弱体質な吸血鬼・ドラルクのコンビの日常やトラブルを描いたギャグコメディ。ファンからは「吸死」の略称で親しまれています。

本作はアニメ化が決定し、2021年に放送開始予定。アニメ化記念でおこなわれたキャラクターの人気投票では、ハガキ1枚で好きな票数を投じられるという斬新な方法がとられて話題に。企画と読者の悪ふざけの相乗効果で、総得票数が104桁を超える天文学的な数字となりました。さらには同誌で連載中の『魔入りました!入間くん』の主人公・鈴木入間がランクインするなど、混沌を極めた結果に。

こうした常軌を逸した企画も許されてしまうくらい、漫画本編もやりたい放題な作品なのです。公式Twitterでは、ハイテンションに作品情報を公開していますのでこちらもおすすめです。

この記事では、そんな破天荒なギャグ漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の面白さを、登場人物の魅力にフォーカスしてお伝えしていきます。

『吸血鬼すぐ死ぬ』は個性派ギャグ漫画!あらすじと見どころ紹介

ロナルドは有名な吸血鬼退治人。ある日、巷で恐れられる吸血鬼・ドラルクの城へ乗り込みます。しかし、彼が足を踏み入れた瞬間、開けたドアに挟まってドラルクが死んでしまうのです。

タイトルに偽りなく開始数ページで塵と化すドラルク……。一応不死身の体なのですぐに再生はするのですが、ドラルクは大きな音に驚いたり、精神的に傷ついたりという些細なショックでもすぐ死んでしまいます。

『吸血鬼すぐ死ぬ』1巻

気合いを入れて退治に臨んでいたロナルドは拍子抜け。そしてボケとツッコミの激闘の果てに城は崩壊し、住居を失ったドラルクは新横浜にあるロナルドの事務所に勝手に居候することに。

こうして吸血鬼と退治人という凸凹コンビのドタバタ同居生活が始まります。

本作の見どころは、なんと言ってもロナルドとドラルクの2人が繰り広げるバカバカしくて愉快な日常です。

事務所にやってくる依頼人やロナルドの退治人仲間、そして奇抜な吸血鬼たちなど、新横浜には個性的なキャラクターが多数登場し、次々にトラブルを引き起こしていきます。どのエピソードもくだらない事件が起き、ドラルクはすぐ死に、ロナルドは振り回され、思わず笑ってしまうものばかり。

難しいことは何も考えず、とにかく笑って楽しみたいという人におすすめの漫画です。

著者
盆ノ木 至
出版日

【『吸血鬼すぐ死ぬ』キャラクター紹介1】タイトル通りの吸血鬼ドラルク!声優は福山潤

ここからは主要キャラクターを紹介します。まずは不死身の吸血鬼・ドラルクから。

200年以上生きている高等吸血鬼(ヴァンパイアロード)ですが、ちょっとしたダメージですぐ塵になってしまう脆弱さから、作中でも「クソ雑魚吸血鬼」呼ばわりされています。

吸血鬼のくせに血を飲むと胃がびっくりして死んでしまうため、代わりに牛乳を飲んでいることが多いです。

面白そうなことにはすぐ首を突っ込み、シャレにならない悪戯もするドラルクですが、根は意外と優しい性格。ロナルドの命の危機には本気で心配する姿も見られます。また、ジョンとの出会いのエピソードでは自分よりもジョンの幸せを優先しようと涙をのむ場面も。

普段の悪ふざけがひどい分、ふとした時に見せる優しさやカッコよさのギャップが読者の心を掴み、「憎めないヤツ」として愛されているのです。

アニメでは『コードギアス 叛逆のルルーシュ』や、『暗殺教室』の殺せんせーなどで知られる福山潤が声を担当します。全力でふざけながらも、時には高貴な雰囲気を漂わせるドラルクをどう表現するのかに期待です。

【『吸血鬼すぐ死ぬ』キャラクター紹介2】吸血鬼退治人ロナルド!声優は古川慎

ロナルドは赤いコスチュームがトレードマークの吸血鬼退治人です。

その知名度と人気の高さは、彼の容姿の良さと地道な営業努力の賜物。自伝小説「ロナルドウォー戦記」も執筆しています。

銃を武器に戦い、その腕前は一流。肉弾戦も強く、吸血鬼退治人としてはかなりの実力者です。

ドラルクに辛辣なツッコミを入れたり、トラブルに巻き込まれたり、苦労の多いポジションですが、なんやかんやでドラルクとはいいコンビになっています。

仕事に対しては真面目なイメージがありますが、普段は粗雑で短気な性格。しっかりしているように見えてアホなところもあり、じつは泣き虫だったりもします。こうした意外な一面が物語が進むにつれてどんどん明らかになっていくので、見ていて飽きません。

そんなロナルドの声を担当するのは『ワンパンマン』のサイタマ、『Dr.STONE』の大木大樹などで活躍している古川慎。表情豊かなロナルドを彩る演技力に注目したいですね。

【『吸血鬼すぐ死ぬ』キャラクター紹介3】かわいいマスコット、アルマジロのジョン!

主役の2人とともに忘れてはいけない重要なキャラクターが、アルマジロのジョンです。

マスコットのような可愛さを持つ彼は、じつは180年以上生きているドラルクの使い魔。

ドラルクのことが大好きで、心優しい性格です。良かれと思ってやったことが裏目に出たり、失敗して大惨事になることもしばしばですが、そんな姿も健気で可愛いのです。

その愛らしさにはロナルドも心絆されていて、ドラルクに対しては辛辣な彼もジョンには優しく接しています。読み進めていけばいくほど、読者も彼のことが愛おしくなるに違いありません。

そんなジョンは、ぬいぐるみが受注生産で発売されるほどの人気ぶり。また、Twitterで連載されているスピンオフ作品『ほぼ日刊アルマジロのジョン』は『アルマジロのジョン from 吸血鬼すぐ死ぬ』というタイトルで書籍化もされています。

ただのマスコットにとどまらず、見る人の心を惹きつける魅力的な存在なのです。

著者
盆ノ木至
出版日

【爆笑必至!注目の吸血鬼その1】ゼンラニウム【ネタバレ注意】

ここからは本作に登場する個性的な吸血鬼たちの中から、特に強烈な3人を紹介します。

まずは「吸血鬼ゼンラニウム」。彼は全裸にマント一枚だけを羽織り、股間にもっさりゼラニウムの花を咲かせているという変態吸血鬼です。最初期に登場した吸血鬼で、植物だけに根強い人気があり、準レギュラーとしてたびたび登場しています。

『吸血鬼すぐ死ぬ』1巻

股間から生えた植物を自在に操り、ツタでものを絡めとるだけでなく、高速で移動したり、持ち物を収納したりと何でもあり。

自らの肉体の逞しさと花の美しさに誇りを持っており、迷惑だけれど悪意はないのが彼の面白いところです。

見た目のインパクトからして強烈に印象に残り、一度見たら忘れられないキャラクターですね。

普段は吸血鬼研究センターに収容されていますが、露出狂であること以外は比較的無害なので、たびたび許可を得て外出もしています。登場するたびに笑ってしまうキャラクターの1人です。

【爆笑必至!注目の吸血鬼その2】Y談おじさん【ネタバレ注意】

「吸血鬼Y談おじさん」は、見た目は英国紳士を思わせる上品なダンディ。しかし、他人を辱めて楽しむのが趣味で、そのためだけに催眠術を駆使する変態です。

彼の持つステッキから放たれるビームを喰らった人は、自分の意思とは関係なく下ネタしか話せなくなり、恥ずかしい性癖を暴露してしまいます。じつにくだらない、しかしある意味では恐ろしい能力です。

『吸血鬼すぐ死ぬ』3巻

ロナルドをはじめ、退治人ギルドの仲間たちが次々に彼の餌食となり、下ネタしか話せなくなっていきます。普段では絶対に聞けないような彼らの意外な趣味が明かされていくのが面白くもあり、少しかわいそうでもある見どころです。

日常会話も下ネタにこじつけた言い方になり、本当にくだらないのですが、その徹底ぶりには感心すら覚えるでしょう。

彼も吸血鬼研究センターに収容され、以後もたびたび登場する準レギュラーになります。

かなり昔から生きているらしく、催眠術も強力なY談おじさん。吸血鬼としての能力が高いだけに、その残念さが際立ちます。

【爆笑必至!注目の吸血鬼その3】辻斬りナギリ【ネタバレ注意】

「辻斬りナギリ」は凶悪な吸血鬼で、全国に重要手配されているほどの危険な存在。警察も退治人ギルドに協力を要請するほど警戒していました。

しかし、ひょんなことからドラルクが彼の強さの秘密であるアイテムを見つけ、そうとは知らずに弄り倒したことが原因で急激に弱体化してしまうのです。

幸か不幸か、彼は警察や退治人に顔が知られていなかったため、辻斬りナギリだとは気付かれず、ただの変態だと思われてしまいます。

『吸血鬼すぐ死ぬ』2巻

その後は復讐を誓って新横浜に居付いているのですが、再登場のたびに貧しい様子で酷い目に遭うばかり……。

凶悪犯として登場したはずなのに、あまりに不憫な目に遭いすぎていて、かわいそうに思えてくるキャラクターです。その哀れさから、ついつい応援したくなってしまうかも。

いつか彼が力を取り戻して退治人たちの脅威となる日は来るのでしょうか?本来の力を取り戻してカッコよく活躍する姿も見てみたい気がしますね。

アニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』の注目ポイントは!?

魅力的なキャラクターも重要ですが、ギャグ漫画では「テンポの良さ」が面白さの命ともいえる要素です。

原作漫画では時にはスピード感があり、時には空白を感じさせる間があり、非常に心地よいテンポでサクサク読み進めることができます。

映像という時間の流れと動きを伴う媒体で、このテンポの良さはどう表現されていくのでしょうか?

キャストによるセリフの掛け合いや映像としての演出など、ギャグの勢いを活かした楽しさに期待が高まります。

また、制作会社マッドハウスは業界での歴史も長く、『エースをねらえ!』や『カードキャプターさくら』など、数々の名作を生み出してきた会社です。映像の美しさなどのクオリティも楽しみですね。

『吸血鬼すぐ死ぬ』の作者・盆ノ木至とは?

作者・盆ノ木至は、2013年に本作の前身である読切版『吸血鬼すぐ死ぬ』で第80回別冊少年チャンピオン合同新人まんが賞佳作を受賞し、デビューしました。2014年に『マリリーン大魔法研究所』を執筆後、2015年に読切版をブラッシュアップした連載版の本作をスタート。

Twitterでの活動も精力的で、キャラになりきったツイートや小芝居も多く、ファンを楽しませています。

人気投票では作者自身が第4位にランクイン。「4位になったキャラのメイン回を描く」という公約にも、自身が痔で肛門科を受診した際のルポ漫画を描くという柔軟な対応を見せました。

こうした自由で臨機応変なところが読者に愛され、作品の面白さの根源にもなっているのかもしれません。


まとめ

アニメ化への期待とともに、原作のドタバタ具合もますますパワーアップが予想されます。抱腹絶倒の新横浜吸血鬼ワールドをお見逃しなく!

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