漫画『進撃の巨人』壁外で生存しているメンバー一覧【最新23巻時点】

更新:2021.11.25

『進撃の巨人』では、海の向こう側にあるマーレ国に、多くの人類が生存していることも明かされました。巨人が作られていた経緯や、壁内人類が悪魔の末裔と呼ばれる理由など、その多くが解明されています。ここでは、マーレ国の戦士たちにスポットを当て、考察を交えて紹介します。

ブックカルテ リンク

壁外の人類とは

諫山創原作による『進撃の巨人』は、2017年9月現在、単行本は23巻まで刊行され、海外からも人気の高いダーク・ファンタジーバトル作品です。

自由を求めて、巨人と戦う兵士たちの姿を描いたもので、舞台もウォール・マリア奪還から4年後、パラディ島からマーレ国へと移っています。

著者
諫山 創
出版日
2010-03-17

巨人の駆逐に成功した人類の次なる敵は、壁外に位置するマーレ国。マーレは、パラディ島に巨人を送り出していた張本人で、壁内人類及び、エルディア人を悪魔の末裔と呼び、全滅させることを目的としていました。

巨人は、エルディア人しかなれないため、マーレ国ではエルディア人をマーレの戦士として育て上げ、戦いの戦力として利用しているのです。

マーレでは数体の巨人を保有し、巨人化能力者の存在も明かされる一方、寿命間近のジークやライナーには次なる後継者も……。

マーレで生存している、巨人化能力者および「戦士」たちには、未だ不透明な部分も多くありますが、23巻までに明かされていることを含め、考察を交えながら一覧にして紹介していきます。

寿命もあと1年!? エレンの異母兄弟【ジーク】

寿命もあと1年!? エレンの異母兄弟【ジーク】
出典:『進撃の巨人』17巻

【名前】

ジーク・イェーガー

【出身】

レベリオ収容区

【巨人化】

獣の巨人

【ジークについて】

ジークは、グリシャと王家の血筋であるダイナの間に生まれました。幼少期に、グリシャからエルディアの誇りを託されつつ、マーレの戦士になるよう仕向けられ、7歳の頃、両親および復権派をマーレ政府に密告し、楽園送りにしました。

本編では、9巻での獣の巨人の姿で初めて登場。言葉を話すことや、獣の姿をしていたこと、また無知性巨人に命令するといった、これまでの巨人のイメージを覆しました。

ジークとして初めて姿を現したのは17巻。ライナーやベルトルトと、アニの救出を賭けて戦っていました。この勝負では、獣が勝利したことから、鎧の巨人をもって戦っても、獣の巨人の強さの方が上ということでしょう。

20巻では、リヴァイの超人的戦闘能力を前に、うなじから引き剥がされるまでに追いつめられ、危機一髪のところを車力の巨人に救われました。

マーレでのジークの立場は戦士長。ジークの脊髄を注射されたエルディア人は、ジークの「叫び」によって巨人化することが、23巻で描かれています。これは、ジーク特有のものですが、彼が王家の血族だということに関係しているのかもしれません。

パラディ島の生活で気持ちが揺れてる!?【ライナー】

パラディ島の生活で気持ちが揺れてる!?【ライナー】
出典:『進撃の巨人』23巻

【名前】

ライナー・ブラウン

【出身】

レベリオ収容区

【巨人化】

鎧の巨人

【ライナーについて】

ライナーは、エルディア人の母と、マーレ人の父との間に生まれたハーフです。名誉マーレ人の称号を手にするため、マーレの戦士を目指しました。しかし、「9つの巨人」を継承するためには、戦士候補生にならなければならないことが、23巻の幼少期時代で描かれています。

ライナーには、体力や戦闘力など飛び抜けた才能はなく、ただ唯一誇れるものは「マーレへの忠誠心」だけだったのです。幼少時代から、パラディ島にいるのは悪魔の末裔だと教え込まれていましたが、5年ものあいだ壁内で暮らすうちに、自分を「兵士」と勘違いする一面もあり、精神的にも追いつめられていました。

マーレに帰還後は、実際にパラディ島の生活をその目で見たせいか、以前と考え方が変わってきているようです。パラディ島にいた時の事を家族に聞かれたときは、まるで懐かしむかのような口調で話していました。きっとライナーにとって、壁内は居心地が良く心から笑っていられる、そんな場所だったのでしょう。

硬質化をいつ解除する!?【アニ】

硬質化をいつ解除する!?【アニ】
出典:『進撃の巨人』8巻

【名前】

アニ・レオンハート

【出身】

不明

【巨人化】

女型の巨人

【アニについて】

アニは、ライナーやベルトルトらと、始祖の巨人を奪還するため、壁内に潜入したマーレの戦士です。無駄なことは一切しない合理的主義で、つねに最短での任務をこなそうとします。女型の巨人の姿で登場したのは、5巻で調査兵団が第57回壁外調査に向かった時です。

ちょうどその時、アルミンが遭遇しましたが、「知性のある巨人の姿を纏った人間」ということで、さらなる脅威を目のあたりにしました。

その後は、アルミンの記憶力と明晰な頭脳により正体を掴まれ、壁内で巨人化してエレンと対峙。しかし、ミカサの攻撃を前に敗北を期して、尋問や拷問を避けるのを優先し、硬質化して自身を閉じ込めてしまいました。

その後は、壁内の地下深くに収容されていますが、23巻現在姿を見せていません。

マーレの戦士候補生!【ガビ】

マーレの戦士候補生!【ガビ】
出典:『進撃の巨人』23巻

【名前】

ガビ

【出身】

レベリオ収容区

【巨人化】

候補生のため未定

【ガビについて】

ガビは、活発で自信家な少女で、男勝りで破天荒なうえ、勝気な性格。ライナーの従妹にあたり、パラディ島で5年間「苦痛」に耐えたライナーを尊敬しています。

自身で鎧の巨人を継承するつもりでいるため、戦争でも多くの功績を残しています。23巻のスラバ要塞攻略戦では、手榴弾の束を足で引きずりながら装甲列車に接近。線路を爆破し、装甲列車のいく手を阻止するという、命を張った行動が評価されました。

人に対しての観察力が鋭く、ファルコやライナーの雰囲気や言葉で、何かを察し不審がる様子も見られます。

ライナーと同じ考えの持ち主か!?【ファルコ】

ライナーと同じ考えの持ち主か!?【ファルコ】
出典:『進撃の巨人』23巻

【名前】

ファルコ・グレイス

【出身】

レベリオ収容区

【巨人化】

鎧の巨人継承が有力

【ファルコについて】

ファルコは、ガビと同じ戦士候補生のひとりです。スラバ要塞攻略戦では、榴弾の直撃により一時的な記憶障害を起こしましたが、額の怪我だけで済んでいます。戦士候補生といっても、ガビのようにガンガン前にでるようなタイプではなく、どちらかというとアルミンのように、考えながら行動に移すタイプです。

ガビには好意を抱いており、彼女が13年の寿命しかない鎧の巨人を継承することに、いい思いはもっていません。それを察したライナーから、ガビを守るために彼女を越えろとアドバイスされましたが、その裏では、「エルディア人を戦争から解放して欲しい」と言っているのではないかと推測しました。

果たしてライナーは本当にそういう思想を持っているのか、信じていいのかを心の中で検討しています。心的外傷を負ったエルディア人の列で、倒れた男を介抱するなど優しい一面があるものの、戦いに対しては消極的と思えるような一面もあります。

獣の巨人継承内定者【コルト】

獣の巨人継承内定者【コルト】
出典:『進撃の巨人』23巻

【名前】

コルト・グレイス

【出身】

レベリオ収容区

【巨人化】

獣の巨人継承予定者

【コルトとは】

コルトはファルコの兄で、真面目で落ち着きのある青年です。普段は大人しい人物ですが、酒を飲ませると一転、酒癖の悪さは一級です。

ジークとの会話のなかで、自分はジークほどの獣の巨人に代わりにはなれないと謙遜していましたが、ジークの脊髄液の秘密には、興味を持っていました。

興奮すると暴力的!?【ウド】

興奮すると暴力的!?【ウド】
出典:『進撃の巨人』23巻

【名前】

ウド

【出身】

レベリオ収容区

【巨人化】

今のところ予定、内定はありません。

【ウドについて】

戦士候補生のなかで、眼鏡をかけている青年。興奮するとつい我を忘れて暴力的になることがあり、23巻で怪我をしたファルコの治療中、興奮し過ぎてファルコの包帯を、きつく縛り上げてしまう場面も。

また、戦争から生き延びたものの、心的外傷を負った兵士を見て、彼らが巨人兵器の非人道性を訴えるためのマスコットにされるという扱いに怒りを表し、ビットを蹴っているシーンもあります。

感情が欠落?戦士候補生でも目立たない【ゾフィア】

感情が欠落?戦士候補生でも目立たない【ゾフィア】
出典:『進撃の巨人』23巻

【名前】

ゾフィア

【出身】

レベリオ収容区

【巨人化】

今のところ、予定内定はありません。

【ゾフィアについて】

ゾフィアは、感情的になることもなく、どんなときも至って「普通」の少女です。戦いの最中で、ファルコが怪我をしたときも、特に焦る様子もなく、「マーレ軍が海からやっつけてくれないのかな?」(『進撃の巨人』23巻から引用)と、まるで他人事にように話しています。

笑顔も少ないことから、感情が欠落しているような印象が見受けられ、今のところは候補生のなかでも、一番目立たない存在です。

ユミルに捕食され死したマルセルの弟【ポルコ】

ユミルに捕食され死したマルセルの弟【ポルコ】
出典:『進撃の巨人』23巻

【名前】

ポルコ・ガリアード

【出身】

レベリオ収容区

【巨人化】

顎の巨人

【ポルコについて】

ポルコは、ユミルから顎の巨人を継承した青年で、かつてライナーを庇ってユミルに捕食された、マルセルの弟です。ユミルを捕食したことで、記憶が受け継がれ、マルセルがライナーを庇ったことを知った後も、ライナーを許すことが出来ない様子です。

ライナーとは同期ですが、訓練生時代に能力の低かったライナーを見下しており、ライナーがしてきたことは全て、マルセルの真似事だと非難しています。

獣の巨人の側近!?【ピーク】

獣の巨人の側近!?【ピーク】
出典:『進撃の巨人』23巻

【名前】

ピーク

【出身】

不明

【巨人化】

車力の巨人(四足歩行の巨人)

【ピークとは】

ピークは、9体の巨人のなかで唯一、四足歩行の巨人を継承した女性です。多くの戦いの場に赴いているため、巨人の姿でいることが多く、23巻でも「人間の姿に戻るのは2ヶ月ぶり」と語っています。

四足で荷を背負うことが出来るので、戦場ではかなり重宝されています。また、松葉杖をついている描写から、足が悪いのか、それとも四足から二足歩行への切り替えが、なかなかできないのかは不明でが、本人は「二足歩行を忘れてしまう」と話しているので、うまくバランスが取れないと推測されます。

戦いでは、荷運びだけではなく偵察も行っているようで、ウォール・マリア奪還作戦でも、夜の偵察でいち早く調査兵団の一行を確認していました。ピークの偵察力は、マーレにとって戦に勝つために、必要不可欠なのでしょう。

著者
諫山 創
出版日

いかがでしたか?マーレにも人間らしい人物もいるので、パラディvsマーレの戦いは思わぬ収束を迎えることを期待したいですね。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る