おすすめBL漫画鬼畜度順ランキングベスト11!

更新:2021.12.18

「性癖の博覧会」ともいえるくらいの広がりを見せるBLの世界。そんな中、これ!とピンポイントにはまる一冊を見つけるのは意外とコツが必要だったりします。この記事では「鬼畜」をテーマにランキング形式でおすすめの漫画をご紹介します。

ブックカルテ リンク

11位 爽快感バツグンのノーパントーリー!『俺のパンツが人質にとられています』

鬼畜度:★☆☆☆☆

タイトルで「パンツだけ」と思うなかれ。

ノーパンが趣味、というわけではない男子高校生、岸本亮がたまたまうっかりノーパンで登校してしまった姿を部活の後輩である野島に激写されてしまい、「なんでもするから!」「なんでも?」の一言で罠にかかる爽やか青春系ノーパンストーリー!
 

著者
春田
出版日
2016-03-15

「なんでもするから!」のやり取りはもはや鉄板となりつつある昨今ですが、こんなにも鮮やかになんでもさせてしまう野島のお手並みにはあっぱれ!と言うしかありません。

ノーパン未経験者の岸本に一日ノーパンで授業を強要するだけではなく、さらにえっちなものを身につけさせ、そのまま授業を受けさせる鬼畜っぷり。一度に襲い掛かるのではなく毎日新しい命令を出し、じわじわと岸本を懐柔していく策士なところもさすがです。

読後感爽やかな鬼畜ラブコメなので、鬼畜系をにやにや楽しみたい!という方にもおすすめです。
 

10位 キチクイケメンとの遭遇が社畜DTを振り回す!『キチク、エンカウント』

鬼畜度:★☆☆☆☆

俺様イケメン千紘に捕まったのが運のツキ。「俺見て勃てるとかきもちわりい」といい迷惑な勘違いをされてから、DTリーマン佐藤は公衆トイレであっという間に処女喪失。BLらしい多少の無理やり展開も、疾走感抜群で爽快なアホエロに仕上がっている作品です。

著者
おわる
出版日
2014-10-17

本作の見所は、やはり暴君な千紘によるプレイ。佐藤はお尻にローターを入れられたまま出社させられたり、推しセクシー女優のAVを流しながら同じプレイをさせられたりと、なかなかの扱いをされます。が、いじめられる佐藤があまりに気持ちよさそうなので、かわいそうという感情が一切湧いてこないんですよね。いいぞ、もっとやれ!

さらにそんな過激なプレイだけではないのが本作の魅力。攻めの過去やひとりの人間としての一面が描かれることで、マイルド仕様に。すれ違いながらもなんだかんだ惹かれ合ってしまう2人に思わず胸キュンしてしまう、鬼畜BL初心者におすすめの1冊です。

9位 ショタ好き必見?『いくじなしのスペクテイター』

鬼畜度:★★☆☆☆

Q:主人公・伏見が第三者だなんて、そんなのアリですか?

A:アリです。

そう、本作は主人公・伏見が第三者視点という珍しい作品。彼が終始覗きや妄想に徹しており、読者も密かな覗き体験を味わえるという新感覚の鬼畜BL漫画です。

著者
山本 アタル
出版日
2015-09-23

プライドの高い十鳥を組み敷いて、啼かせて、消えない傷をつけてやりたい!と復讐を誓った伏見が、逆に朝比奈という男に先を越されてしまう、という冴えないデバガメストーリーの本作。

犯されそうになっても生意気な態度をやめない十鳥が、鬼畜ヤンキー朝比奈にグズグズに熔かされていく姿に身悶えてしまうことでしょう。体育倉庫で、教室で、トイレで、保健室で……。校内のあらゆる場所で鬼畜なプレイに興じることが出来るのも高校生ならでは。そしてそれをただ覗いていることしかできない伏見……。そんな謎の三角関係が面白いストーリーです。

また、ドS美少年×ドMヤンキーによる同時収録作品「いじめてウサギくん」もキュートな鬼畜っぷりがたまらないストーリーですので、そちらも一緒にお楽しみください。

8位 地味でダメな大人が淫乱に豹変『美しい野菜』

鬼畜度:★★☆☆☆

不摂生ばかりしているダメ人間の太郎と、爽やか年下イケメン治樹の、SMセックスから始まる『美しい野菜』。しかしそんな衝撃の始まりながらも、本作では心の交流から目が離せません。

著者
松本 ミーコハウス
出版日
2013-10-25

治樹との濃厚なセックスによって、それまで何となく自分が空っぽだと感じていた太郎が、ド淫乱な自分ごと受け入れて人間的に成長していくという過程に、鬼畜にも関わらずほのぼのとした温かさを感じます。肉体だけの関係ではなく精神的に寄り添っていこうとする2人の心の機微をしっかり描いており、読みごたえ抜群です。

もちろん、その精神的交わりとともに、SMスイッチが入った2人のプレイ、普段とは異なるギャップのエロさも見所。ドMやド淫乱など、人に言いづらい性癖は、それを受け止めてくれる器を持つ人がいないと解放できないんだなあとしみじみ感じさせられます。

だからこそ2人の出会いがさらに運命に感じられ、鬼畜なプレイを通じて「幸せ」というものを感じられます。SMもストーリーも楽しみたい方に特におすすめの作品です。

7位 疑似SMから始まる唯一無二『夜はともだち』

鬼畜度:★★☆☆☆

ひょんなことから無口で無表情でミステリアスな飛田がゲイでMだと知った真澄は好奇心からSを演じることに。飛田との関係が深くなっていくにつれて、好奇心だけではない別の感情が生まれ、それがはっきりと形になっていきます。淡々と描きつつ、物語は厚く、プレイが熱い。そんな一冊です。

著者
井戸ぎほう
出版日
2014-11-22

受けの飛田が真性のドMなだけあって、プレイは縄やハサミ、手錠を使うなど本格的。飛田が真澄の名前を呼んだらプレイは終了。そこでプツンと切れていた二人の疑似SMの関係が、お互いに(特にエスである真澄の方が)悩みつつ、少しずつ少しずつ本当のSとMになっていきます。

最初は好奇心から、次第に飛田を理解しようと悩みながらSとなっていく真澄はまさに飛田だけのSと言えるでしょう。無表情が多かった飛田の涙にときめくこと間違いなしです。

SとMな関係をじっくりと一冊を楽しみたい方におすすめです。

6位 夢か現か、はたまた幻か『おれ、被害者』

鬼畜度:★★★☆☆

気合いを入れて読んでほしい、衝撃の短編集です。なんとも形容し難い読後感には、いい意味でなかなか感じることの出来ない気持ち悪さがあります。予想外のショッキングな裏切られ方に呆然とすること間違いなし!

著者
木村 ヒデサト
出版日
2015-07-23

ゴミだらけの汚部屋でグチャグチャになりながらの首絞めえっちに蕩ける「よろこびの先鋒」は夏の湿度と汗臭さ漂うSMラブ。

他、気が付くといつも傷だらけの男を犯している多重人格ストーリー「鹿島くんの知らない日常」や、愛され体質が引き起こす悲劇の問題作「未確認の証明」など、様々なタイプの「被害者

」が見舞われる鬼畜な展開に思わず固唾を吞んでしまいます。

そして特に表題作である「おれ、被害者」の狂気たるや……。

ストーリーは、リア充を逆恨みする冴えないオッサンと、理不尽にも脅されたイケイケ大学生との奇妙な軟禁生活。そこで芽生える新たな気持ちと変化する関係性には萌えざるを得ません。

しかし、そこで油断していると、かなり危険。ラストの大どんでん返しには、軽く三日くらい引きずるほどの破壊力があります。

本作の奇抜なテーマや作風は正直人を選ぶものの、ボーイズ・ラブというジャンルのポテンシャルをこれでもかと感じさせる内容です。日常の温度を感じながらも、その中で発生する非日常体験にゾッとしたい方におすすめです!

5位 触るよりエロい性春ストーリー『過剰妄想少年』

鬼畜度:★★★☆☆

感触を再現するほどの妄想力が特技で、触れることなく射精までできるノット・ハンド・オナニーが可能な大野。大野のこの変態性と暮島のSっぷりが見事にマッチしつつも、高校生らしい青さを感じることができるストーリーが詰め込まれた1冊です。

著者
ぴい
出版日
2014-10-24

「触らないなんてエロくないのでは?」なんて疑問は杞憂に終わります。触らないことで、より攻めからの言葉責めが活きてくるのです。これは世紀の大発見かもしれません……!

そして、触らなくてもイケるけど、実際に暮島から与えられる快楽を知ってしまったらもう戻れない、という展開も見所。現実は妄想よりもっと気持ちよく、それを知った時の大野の顔が、もう……。

そんな性欲だけでなく、ボッチで童貞の大野にとってはすべてが初めての感情で、それらが不安や戸惑いを生み、時に恐怖にもなりえます。どうして俺はあいつが気になるのかとか、どうしてあいつは俺にかまうのかとか。近くにいると苦しいのに、離れているともっと苦しい……。

独りの寂しさや独占欲を知り、苦しむ大野ですが、それこそ策士暮島の思う壺。大野は彼の手のひらで転がされているとは思いもしないでしょう。恐ろしい……。

相対する2人が接近していくというラブストーリーの醍醐味をかみしめながら、鬼畜なプレイも堪能できるという、1冊で2度おいしい作品です。

4位 下衆、共依存、ラブコメ多彩な短編集『やじるし』

鬼畜度:★★★☆☆

読んでいる側ですらぞっとするような下衆な顔が注目の1冊。健気に自分を「好き」という相手を自分勝手に呼びつけては半強制的にフェラチオをさせるまさに鬼の所業!というべき表題作の「やじるし」だけではなく、様々なBL模様が楽しめる読み切り短編集。もっと続きが読みたいと思わせる作品の数々はどこをとっても垂涎ものです。

著者
はらだ
出版日
2015-02-23

鬼畜系にも色々な形があるなぁと再確認できる一冊です。

表題作の「やじるし」に健気に自分のことを「好き」という相手に向かって、「オラ、ちんこしゃぶれよ」と言って放つ鬼のような攻めがいると思えば、その次に展開される「ひきずる音」や「痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で」では可愛くて可愛くてたまらない受けを自分だけのものにすべく毒蜘蛛のように計を巡らせる精神的に追い詰めていく鬼畜攻めもいて……まさに愛の形はそれぞれだと唸らざるをえません。

さくっと濃いお話を楽しみたい方にはぜひおすすめです。
 

3位 表紙でぐっと来たら性癖ストライク『スニーキーレッド』

鬼畜度:★★★☆☆

下らない因縁をつけて殴られたことがきっかけで、Mな自分に気が付いてしまった平凡なフリーターの三崎と、そんな三崎のMを開花させてしまったヤンキーの釧路の痛みと痣いっぱいのラブストーリー。まさにラブ、普通に考えたら障害事件でも、それをきっかけのラブがあってもいいのがBLの良さですね。

著者
たなと
出版日
2013-10-25

本当なら避けられたはずなのに同じ道を辿って殴られにいく三崎のどうしようもない変態的な行動と、そんな彼の殴られる瞬間の期待の表情に出くわして変態だと蔑みながらも体を重ねる釧路のプレイは、最初はかなり乱暴でお尻の穴が心配になるくらい荒々しいものばかり。

しかし家庭や大学など釧路を取り巻く環境が明らかになるにつれて、彼の嗜虐的なところに納得。さらに言えば、次第に本気で三崎のことが好きになった釧路が「三崎のことをいじめたくない、優しくしてやりたい」と思うようになってからのプレイは見ているこっちがなんだか甘酸っぱさにやられそうなくらいでした。お互いがお互いだけじゃないとダメなんだと自覚しているくらいには自分勝手でわがままな二人に拍手喝采です。

嗜虐的なプレイを楽しみたい、特に表紙の三崎の表情にぐっと来た方におすすめです。

2位 復讐の一言では表せられない執着『その唇に夜の露』

鬼畜度:★★★★☆

15年前、学生だった頃に強姦し、傷つけてしまった親友との再会から始まるほろ苦い復讐の物語です。

バス運転手として働く和田琢紀はある日かつての親友、若江恭一と再会します。15年前に一方的に強姦して、そのまま言葉を交わすことなく別れた2人。復讐に突き進んでいく若江と追い詰められていく和田にはラストシーンまでハラハラすることでしょう。

著者
深井 結己
出版日
2007-03-29

15年前に強姦されてから常に相手から裏切られる恐怖に怯えてながら成長した若江と、15年前に犯した罪を忘れて人並みに幸せに過ごしてきた和田の二人が再会し、若江の中で色々な感情が爆発したんだろうと察せられるあるシーンは必見です。印象的なコマ割りも相まって、背筋がぞくっとする鬼畜っぷりを味わえます。

目のシーン、目で語るようなシーンが多いのも本作品の見どころの一つ。血を見るような鬼畜度ではありませんが、じわりじわりと相手を精神的に追い詰めていく様や相手が普段働いているバスの車中で無理やり犯すシーンはまさに復讐と呼ぶにふさわしい所業。

二人の過去を紐解けば、どこかで分かりあえたかもしれないズレが長きにわたって歪み、軋んでいく二人の関係性に注目です。

痛いばかりじゃない、苦いお話が好きな方におすすめです。
 

1位 一度読めば脳に焼き付く中毒性『In These Words』

鬼畜度:★★★★★

エロとグロのバランスが絶妙にコントロールされた作品です。

和姦ではなく強姦シーンばかりなので、もしかすると読み手を選ぶかもしれません。けれど少しでも興味があれば、ぜひ一度勇気を出して読んでみてほしい、そんな1冊。一度読んだら脳に焼き付くような印象的なシーンばかりです。

著者
Guilt|Pleasure
出版日
2012-09-10

初めて会ったはずの自分に対して異様な関心と執着を寄せる男の存在。その男に監禁され、犯され続ける夢に捉われる主人公、浅野克哉の苦しむ姿に痛々しいと思いながらもページを捲る手が止まりませんでした。

一体自分はいつから睡眠薬を飲んでいたのか、篠原といつどこで出会ったのか……。男に監禁され犯され続ける悪夢は果たして夢なのか、それとも自分の身に起こった現実なのか。克哉の困惑はそのまま読者の困惑です。

物語中において、恋だの愛だの戸惑い、オロオロシテいる登場人物たちを遙か天上のページを超えた世界からニヤニヤ楽しむのとは違って、読者すら翻弄してドキドキと恐怖に落とし込んでしまう。ホラーとかサスペンスという枕詞をつけたくなる重厚な一冊です。

腰を据えてどっぷりと世界観につかりたい人におすすめです。中毒性が高いので読了後の虚脱感すら楽しめます。

いかがでしたか?BLは二人の関係性があって成り立つものです。鬼畜、と一口に言っても実に様々。身体的な攻め方、精神的な攻め方。さらに言えば、それが最初から愛ゆえだったりすれば、次第に膨らんでいく愛とか恋の感情もあります。ぜひ一冊、お手に取って楽しんでいただければ嬉しいです。

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